こんにちは!週末アングラーの「かばお23」です。
みなさんは、たまにはいつもと違うフィールドで遊漁船に乗ってみたいと思ったことはありませんか?
私は普段、日本海側の玄界灘で遊漁船に乗っていますが、太平洋側で挑戦したいと思っています。
今回、念願叶い静岡県の御前崎港から出船している「華丸」さんにお世話になり、初めての太平洋タイラバに挑戦する機会を得ました。
博多湾や玄界灘で釣りをしてきた私にとって、太平洋は全くの未知のフィールド💦
果たしてどんな魚が待っているのか…。
また、過去の遠征遊漁船は釣果に恵まれないことが続いていましたが、今回はトラウマを払拭できたのか?
遊漁船・華丸について
遊漁船情報
今回、乗船させていただきました華丸さんの情報については、下記の通りです。
【外観】

タックルホルダーには多く設置されており、それぞれタイラバポケットが付いています。
【船内設備】

ゆったり座ろうとすると6名、ぎゅうぎゅうに詰めれば8名くらいのスペースですね。
エアコンも完備されていますので、真夏や真冬の長時間の移動でも耐えられます!

カップラーメンは自由に食べて良く、エンジンが掛かっている時にはレンジも使用できるので、温かい食事を摂ることができます。
寒い時期には大変助かりますね!
【船長】
優しい男前。和やかな雰囲気で釣りを楽しむことができました。
【ホームページ】
船上のクーラーボックスに入っている氷は無料で取り放題になっていますので、個人で用意する必要がないこともポイントが高いです❗️
また、ライフジャケットも無料で貸し出してくれるので、遠征時は大変助かります。
当日のスケジュールとアクセス
今回は、5時に出船、14時に帰港のスケジュールでした。
静岡駅近辺で宿泊しており、静岡駅から御前崎漁港までは車で約1時間〜1時間半掛かりますので、3時半前の出発でした。
早朝のため、ナビ予測では高速でも下道でもあまり到着時間は変わりませんでした。
駐車場に関しては、漁港の指定場所に無料で停めることができます。

当日は新幹線で福岡に戻らないといけませんでしたが、十分余裕で帰ることができました。
料金
今回は御前崎沖でのタイラバで、料金は下記の通りです。
名 目 | 金 額 |
---|---|
乗船料 | 12,000円 |
レンタルタックル | 1,000円 |
ライフジャケット | 無料 |
駐車場代 | 無料 |
氷 | 無料 |
合 計 | 13,000円 |
行くエリアによって料金が変わりますので、最新情報はホームページか直接船長にご確認ください。
レンタルタックル
レンタルタックルの規格
今回は遠征ということもあり、流石に福岡から静岡までタックルを持っての移動は大変でしたので、レンタルロッドを選択しました。
また、初めての太平洋側でのタイラバですので、船長に用意してもらうほうが良いと判断しました。
普段は「紅牙X IC」と「GSW 66UL」を愛用していますが、レンタルで用意いただいたのは、
【ロッド】炎月bb B661(SHIMANO)
【リール】LIGHT GAME X ICV 150H(DAIWA)
となっていました。

余談ですが、船長がリーダーの先に輪っかを作ってくれていたので、タイラバヘッドの交換が簡単でした。
ロッド比較
せっかくですので、マイタックルと比較をしてみました。
比較項目 | 炎月bb B661 | GSW-C66UL |
---|---|---|
メーカー名 | SHIMANO | JACKALL |
ロッド長(ft) | 6.6ft(1.98cm) | 6.6ft(1.98cm) |
継数 | 2本 | 2本 |
PEライン | 〜1.2号 | 0.6〜1.5号 |
適合範囲 | ジグ:MAX100g | タイラバ:MAX130g タイジギング:MAX80g タチウオ・シーバスジギング:MAX130g |
最大ドラグ | 1.2Kg | 1.5Kg |
用途 | タイラバ特化 | オフショアマルチ(小型魚〜中型魚) |
定価(税抜) | オープン | 19,360円 |
発売 | 2014年4月 | 2019年 |
ロッドについては大きく違いはありません。
▼後継機種の2021年式の炎月BBをチェックする
リール比較
続いてはリールの比較を行います。
比較項目 | LIGHT GAME X ICV 150H | 紅牙X ic |
---|---|---|
メーカー名 | DAIWA | DAIWA |
自重(g) | 263g | 240g |
巻取り量(ハンドル1回転) | 70cm | 54cm |
ギア比 | 6.3 | 4.9 |
最大ドラグ力(kg) | 4kg | 5Kg |
ベアリング (ボール/ローラー) | 3/1 | 5/1 |
用途 | オフショアマルチ | タイラバ特化 |
発売 | 2015年 | 2019年夏 |
定価(税抜) | 21,000円 | 15,500円 |
備考 | icカウンター 100mmダブルハンドル | icカウンター 100mmダブルハンドル |
比較してみるとリールはかなり違いが出ていますね。
当然ですが、LIGHT GAME X icvはオフショアマルチなので、タイラバ特化の紅牙X icよりもハンドルの巻取り量が多くなっており、ギア比も高いです。
タイラバで等速でゆっくり巻くことを考えると紅牙X icのほうが使いやすいと思います。
▼紅牙X icの後継機種の紅牙RXをチェックする
レンタルタックルのインプレッション
スペック的には普段玄界灘で使用しているタックルセッティングと大きく変わりはなかったです。
使い慣れている方が、アタリが取りやすかったりはありますが、問題なく釣りすることができます。
五目釣りならLIGHT GAME X icv、タイラバメインなら紅牙X icのほうが使いやすいかなと考えますが、レンタルで使う分では全く問題ありませんでした。
どちらかというと、レンタルロッド1本だとタイラバメインになるので、ジギング関係ができなかったり、手返しが悪いという方がデメリットだと思います。
手軽に出来る反面、出来ることに限りがある為、自分のタックルが持っていける場合はそちらを推奨します。
実釣スタート!
当日のコンディション
この日の天気は曇り時々晴れ。
今回はダメでしたが、天気が良ければうっすら富士山が見えるようです。
風は8mほど、波は1.5mくらいとかなり荒れ気味。

前日に風邪予報アプリWindyで見る限り、欠航を覚悟していましたので、荒れていても出船できて本当に良かった。

今回の御前崎沖で、遠くには静岡原発が見えます。
水深は40〜50mラインで、思ったよりも浅かったです。
いつも行っている玄界灘に近いくらいの水深でした。
冬場はもっと深場に行くそうで、その場合は最低200gは必要とのことです。
福岡ではそこまでの重量は使わうことがなく持っていなかったので、近場で助かりました💦
潮は1.6ノットほどで、かなりの潮流でした。

玄界灘よりもかなり流れが早いなぁ😅
タングステン120gでも流されていき、3〜4回落とし直すと100m以上ラインが出てしまい、改めて太平洋のスケールの大きさを実感しました。
今回のタイラバ仕掛け
メインで使った仕掛けは、この2つでした。
・なみだま175g ベタオレンジ
・TGビンビンスイッチ 120g

潮流は早かったですが、タングステンの120gであれば底は取れました。
一度、よりシルエットの小さいほうが釣れるだろうと考え、タングステンの100gを落とした時は、かなり流されて行きました💦
なんとか底は取れるものの流されすぎて手返しが悪いため、すぐにチェンジしました。
釣果報告
私が玄界灘でよく釣っているTGビンビンスイッチ+デュエルカーリーの組み合わせが通用するのかを試したくて、まずはその組み合わせからスタート。
ポイントに着いてしばらく釣りをしていると、周りでポツポツ釣れ始めました。

もしかして、今日も不調なのか💦
と考えていましたが、早速ヒットっ❗️

初めてアヤメカサゴが釣れました。
続いて、

小鯛ですが、鯛をゲット。
その後、アタリがなくなり、更に潮流が早くなったため、RISE JAPANのなみだま175gへルアーチェンジ。

なみだまで釣れたことないんだよなぁ

そこそこの真鯛を上げることができました。
なみだまのフックセッティングはネクタイとスカートが付いているので、派手で釣れにくいのかなと思っていましたが、今回はうまくハマりました。

その後、連子鯛もゲット。
なみだまは釣れるし、お値段は手頃でなかなか良いですね❗️
▼RISE JAPANのなみだまをチェックする
その後、ポイント移動後に、TGビンビンスイッチに鉛式ビンビンスイッチのフックを使用したいつもの組み合わせに戻したところ、

3投連続で、良サイズのアオナを3匹キャッチ。
いつもの玄界灘でのセッティングで十分戦うことが証明できました❗️
で、最後にアカハタを釣って納竿。


船長のお陰で、遠征遊漁船のトラウマを払拭することができたわ!
▼多くの魚をキャッチしてきたJACKALLのTGビンビンスイッチをチェックする
船全体での釣果について
今回の私の釣果は以下の通りです。
・アヤメカサゴ
・子鯛(リリース)
・鯛
・連子鯛
・アオナ ×3匹
・アカハタ(リリース)
船全体では、鯛やアオナが良く上がっていました。
私は釣れませんでしたが、その他にも下記の魚種が上がっていました。
・オオモンハタ
・ペンペン(シーラの子ども)
・ホウボウ
・エソ
ポイント移動は4回程度でしたが、それぞれの場所でしっかり魚の顔を見ることができました。
特筆すべきは、同乗者にタイを11枚(最大74cm!)釣り上げた猛者がいたこと💦
やはり経験値と腕の差を痛感しますね…。
【まとめ】遠征遊漁船での収穫と課題
初めての静岡・御前崎からのタイラバ遠征ですが、玄界灘とはまた違った海の雰囲気と潮流の速さに驚かされつつも、なんとか複数種の魚と出会うことができました。
普段、玄界灘でタイラバをしている私の感想としては、
慣れない太平洋側でのタイラバで不安はありましたが、遊漁船「華丸」の船長のお陰で最高の釣り遠征となりました。
次回は自分のタックルを持ち込み、もっと大きな真鯛を狙ってリベンジしたいと思います!
みなさんもいつものフィールドを飛び出して、釣り遠征に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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